2019年に空前の大ブームを巻き起こしたタピオカ。
同年の暮れごろから落ち着きましたが、ブームは去ったが定着したのでは?と見られていますね。
しかしそんな「タピオカブーム」にまつわる、不穏な噂があることをご存じでしょうか?
「タピオカブームが来ると株価暴落がする」って話があって、「しょうもない迷信だなー」と思ってたんですが、今までのバブル崩壊とリーマンショックに続けて、今回のコロナショックまで的中した形になってしまったので、タピオカこわい…https://t.co/zviYR2O3Px pic.twitter.com/L45VRxe96J
— ひきこうもり (@Hikikomori_) March 1, 2020
そう、「タピオカブームと不況はリンクしている」という都市伝説です。(◎_◎;)
タピオカのブームは2019年を除くとこれまで2度(3度とする説あり)起きているのですが、そのいずれも同じタイミングで経済不況が訪れているのです。
今までまことしやかに囁かれていたのですが、今回のコロナ禍による不況により、またもや説を裏付ける形となってしまいました。
そこでこれまでのタピオカブームの時に何が起きたのか、またブームの背景などについて調査してみました。
目次
これまでのタピオカブームと不況のタイミング
株式市場においてタピオカブームは、不況を知らせる「アノマリー」の一種として扱われています。
「アノマリー」というのは「根拠は無いけど経験上よく当たる」物事を指します。
ざっくり言うと「迷信」やオカルトめいたことなのですが、そういったものよりは当てにできる、という感じでしょうか。
8月ごろになぜか株式の取引高が減少するとされる「夏枯れ相場」や「芸能人の結婚が日経平均株価の暴落を引き起こす」といった説も株式市場における代表的なアノマリーです。
過去のブームと不況
【1992年】第1次ブーム
バブル崩壊後、白いタピオカ入りの「ココナッツミルク」がエスニックブームを背景に一気にブームに。
土地の高騰を抑制しようと1990年3月に大蔵省銀行局長から通達された「土地関連融資の抑制について」(総量規制)に加えて、日本銀行総裁による金融引き締めは急激なものとなり、融資の厳格化が一気に進んだ。信用崩壊のさなかにおいても金融引き締めは続けられ、日本の経済を極度に悪化させた。
(参考:Wikipedia)
【2008年】第2次ブーム
「以前のブームを知らない女子高生」の間で台湾ブランドの黒いタピオカを使ったミルクティがブレイク。その後リーマンショックが起きている。
アメリカの投資銀行であるリーマン・ブラザーズ・ホールディングス(Lehman Brothers Holdings Inc.)が経営破綻したことに端を発して、連鎖的に世界規模の金融危機が発生した事象を総括的によぶ通称である。
(参考:Wikipedia)
【2019年】第3次ブーム
台湾旅行ブームを背景に台湾のタピオカミルクティー発祥の店「春水堂(チュンスイタン)」が代官山に海外1号店を開き、再び女性たちを中心に大流行したことがきっかけと言われている。
その後2020年に入り、コロナの流行により世界的に経済活動が停滞。
上記にあげた3つの事例が、アノマリーの元となっています。
ちなみに2000年にも黒タピオカブームが局地的に起きているという見方もあり、そのため今まで4回ブームが起きているという説もあります。
そしてそのタイミングではITバブル崩壊が起きています。
Yahoo! Japan株式会社やソフトバンク、楽天やサイバーエージェント、ライブドア(オン・ザ・エッヂ)などが、インターネット企業として興隆したが、日本のITバブルは長くは続かず、2000年(平成12年)3月に文藝春秋が光通信の携帯電話売買を巡る不正を報じたことをきっかけに、同社の株は20日間ストップ安で最高値の100分の1近くまで下落、他のネット関連銘柄もほぼ時期を同じくして大幅に値を下げ、日本のネットバブルはあっけなく崩壊した。
(参考:Wikipedia)
タピオカブームと不況は本当に関連している?
これまでのタピオカブームのタイミングを見るとまさにドンピシャとも言える、「タピオカブームと前後して経済不況が来る」説ですが、あくまで明確な根拠などはなく、今のところは迷信の域を出ていません。
一方で「タピオカと景気が連動するという話はあながち偶然でもない」とする声もあり、原価数十円程度のタピオカドリンクに500円前後出せるというのは「バブル期の消費行動を思わせる」そうです。
また株価の大暴落については、アノマリーを信じた投資家たちがその通りに動き株を大量に売ることで暴落が起きるとする説もあります。
つまり根拠の真偽は関係なしにアノマリーが「株を手放すきっかけ」になるということですね。
ちなみにタピオカドリンクは別名「バブルティー」と呼ばれることもあります。
2度あることは3度・・・と言いますが、本当に起きてしまった以上、警戒せざるをえませんね。(^^;)
タピオカブームと不況に関するみんなの声
日本でタピオカが流行ると不況になるという説があります。
第一次タピオカブーム→バブル崩壊(1992年)
第二次タピオカブーム→リーマンショック(2008年)
第三次タピオカブーム→コロナ不況(2020年)なので日本でタピオカが流行る時は要注意です(尚因果関係は一切証明されていません)。
— &oh (@rightreet1) May 6, 2020
まことしやかに流れているタピオカブームの直後に不況説は、そもそものブームの年が間違っています。98年に第1次黒タピオカブーム火付け役は私だったりするのでわかります。勝手にこじつけたり、他人の誹謗中傷に使わないでほしい。タピオカに失礼。 https://t.co/vEBLWPNdTv
— 小龍(しゃおろん)🇯🇵🇨🇳VPN運営/ファクトリーアンロック (@xiaolong761216) May 8, 2020
タピオカブームの後に不況が来るという説、これで3回目だし今後もアノマリーとなって語られそう pic.twitter.com/dA2aNpSICk
— おさむ@チーズ蒸しパンになりたい (@ooosmhys) May 11, 2020
まとめ
タピオカブームは経済不況と関連している・・・?という都市伝説についての調査でした。
- 【1992年】第1次ブーム ≠バブル崩壊
(【2000年】プチブーム?≠ITバブル崩壊)
- 【2008年】第2次ブーム ≠リーマンショック
- 【2019年】第3次ブーム ≠コロナ不況
といった流れを受けて、株式市場で噂されているアノマリーとなります。
今のところ明確な根拠は無く、あくまで経験則的に言われているだけなのでご注意を。
もしかしたら将来、関連性が証明される・・・かもしれませんね。(◎_◎)