
中学受験を目指している子は、そろそろ時事問題に取り組む時期になってきましたね。2020年1月~11月のニュース話題が時事問題として取り上げられます。主に日本と世界の問題が出ますので、日本の話題と世界の話題について、おさらいをしておく必要があります。
今年は新型コロナウィルスがやはり一番の話題だと思います。それ以外にも、オリンピックの延期や総裁選挙で菅総理大臣が誕生しました。そして、アメリカ大統領選挙もあります。こういった問題が出やすいのかなと思いますが、それ以外の部分の、レジ袋有料化や戦後75年目という節目の年であることなども大事なポイントです。
この辺もしっかり押さえておきましょう。時事問題は点数が取りやすい問題ですが、子どもだけに任せるには難しいところなので、親子で一緒に学んで、確実に点数が取れるように今のうちから振り返っておきましょう。
目次
中学受験・時事問題2020年版ー新型コロナウィルスの出る問題の傾向
コロナウィルスの問題としては、基本的な発祥地、感染者数はもちろん押させておくべきですね。中国の武漢市の場所を地図でしっかりと確認しておきましょう。コロナウィルスの正式名称のCOVID-19も大事ですね。コロナウィルスの一連の流れ、世界の感染者数、死者数、日本の感染者数、死者数もおさらいしておきましょう。
・発祥地ー中国の武漢市(場所を地図で確認)
・正式名称ーCOVID-19
・現在の世界の感染者数 4558万人 死者数 118万人 それぞれの主要国の場所、首都も押さえましょう。
1位 アメリカ 904万人
2位 インド 813万人
3位 ブラジル 551万人
4位 ロシア 158万人
・日本の感染者数 10万人 死亡者1783人(10月31日時点)
新型コロナウィルスの国内の動きを時系列で覚えておこう
WHOと新型コロナウィルス、トランプ大統領の動向を知っておこう


WHOの緊急事態宣言は6例目 SARS(2002年)は緊急事態宣言には入っていない
1.2009年 H1N1(新型インフルエンザA、ブタインエンザ)
2.2014年 ポリオ
3.2014年 エボラ出血熱
4.2016年 ジカ熱
5.2019年 エボラ出血熱
新型コロナウィルス対策 3密「密閉・密集・密接」もキーポイント!
新型コロナウィルスの問題として、3密もしっかりと押さえましょう。
1.換気の悪い「密」閉空間
2.多数が集まる「密」集場所
3.間近で会話や発生をする「密」接場面
3つの条件がそろう場所がクラスター(集団)発生のリスクが高い!です。この3密は学校に張り出されているので、子ども達は意外にすらすらと言えることが多いです。
マスク不足、トイレットペーパーの買い占め、デマが拡散された
2月初旬ぐらいからドラッグストアなどでマスクが入手しにくくなってきましたね。この流れから、トイレットペーパーの買い占めに行く流れもおさらいしましょう。
安部首相は3月5日に月6億枚以上の供給を確保していると言明したが、それから1か月以上経ってもマスクの入手困難は解消しませんでした。
原因としては、中国の感染拡大で品薄になったのが一番だと思われます。またその影響から「マスクの材料に紙が回されるので不足する」「中国から原材料を輸入できなくなる」といった憶測から、不安に思った人がトイレットペーパーを購入に走る現象が起こってきました。
世界遺産登録の問題は2021年は出るのか?
世界遺産登録の問題がいつもテストに出る傾向にありますが、2020年は日本の遺産で世界遺産登録されたものはありませんでした。なので、今年は出題されないと思われます。
ちなみに日本の遺産が最後に登録されたのは、2019年7月6日に日本が推薦した「百下鳥・古市古墳群」です。
ノーベル賞の2021年の出題は?
2020年のノーベル賞の受賞者が6賞すべて発表されました。残念ながら日本人の受賞者はいなかったでした。なので今年はあまり出題されないと思われます。
個人的には、平和賞のWFP=世界食糧計画が選択問題として出るかもしれない、またブラックホールは理科の分野で出てくる可能性もあると思いました。
C型肝炎ウィルスの研究で大きな貢献をしたアメリカなどの研究者3人が選ばれました。
日本人では、2012年に山中伸弥氏が「成熟細胞が初期化され多能性を獲得し得ることの発見」で受賞しました。
ブラックホールの研究で大きな貢献をした、イギリス、ドイツ、アメリカのあわせて3人の研究者が選ばれました。宇宙空間でブラックホールが形づくられることを理論的に証明したり、超巨大なブラックホールが実際に存在することを観測によって明らかにすることに貢献しました。
アインシュタインやキューリー夫人と取った物理学賞。日本人は湯川秀樹博士が1949年に初の日本人のノーベル賞で受賞しました。その後日本人は物理学賞を10名が受賞してます。
生物の遺伝情報を自在に書き換えることができる「ゲノム編集」の新たな手法を開発した、欧米の2人の研究者が選ばれました。
過去に受賞した日本人:2019年に吉野彰(リチウムイオン電池)、他これまでに8人受賞
アメリカの詩人、ルイーズ・グリュックさんが選ばれました。グリュックさんは、社会の中で怒りや疎外感を感じている人たちの声を1人称で語ってきました。現代社会を切るという作風ではなく、身近な物を題材に普遍的なものにつなげるという、地道な手法を続けてきた詩人で、それが評価されました。
過去に受賞した日本人:川端康成、大江健三郎
世界各地で食糧支援を行っている国連機関、WFP=世界食糧計画が選ばれました。世界で十分な食事を取ることができず飢餓に苦しむ人は世界人口9%近くの6億9000万人近くに上ります。
飢餓に苦しむ人は、2000年代に入り、いったん減少傾向になっていましたが、2014年以降、再び増えていて、その大きな原因となっているのが各地で続く武力紛争です。
過去に受賞した日本人:1974年の佐藤栄作元総理大臣
電波の周波数の割り当てなどに使われるオークションの研究や実用化に大きく貢献したアメリカ・スタンフォード大学の2人の研究者が選ばれました。
日本人でとった人はいません。