流行語大賞候補が発表!おむすびころりんクレーターって何?意味や由来をチェック!

11月6日『ユーキャン 新語・流行語大賞』の候補30選が発表されました。

『ジャッカル』や『ONE TEAM』などラグビー用語が多数ノミネートする中、『おむすびころりんクレーター』という異彩を放つ言葉がノミネートしました。

今回は聞き慣れない『おむすびころりんクレーター』の意味や由来、ノミネートされた理由まで調べ、まとめてみたいと思います。



『おむすびころりんクレーター』の意味

『おむすびころりんクレーター』は小惑星探査機「はやぶさ2」が2019年4月に小惑星「りゅうぐう」に「インパクター」と呼ばれる弾丸を打ち込み、作成した人工クレーターの愛称です。

一言で言えば地名ということですね。

公式に認められた言葉ではなくプロジェクトチーム内で独自に付けられた愛称とのことです。

研究者たちはこれを機に注目を浴び、はやぶさ2などが広く知られることを期待する旨のコメントをしていました。



『おむすびころりんクレーター』の由来

可愛らしい昔話の名前をつけられた『おむすびころりんクレーター』ですが、由来は何なのでしょうか?

じつは、『おむすびころりんクレーター』という名前は付近にあるおにぎりのような形の岩が転がり落ちそうに見えることから名付けられました。『おむすびころりんクレーター』という名前は付近にあるおにぎりのような形の岩が転がり落ちそうに見えることから名付けられました。

この岩は『おにぎり岩』と名付けられています。

クレーター自身の名前と混同しないようにあえておむすび岩にはせず『おにぎり岩』と名付けたそうです。

元々小惑星『りゅうぐう』の表面の地名は世界各地の子供向け物語に因んだ名前をつけるというルールがあり、『おむすびころりんクレーター』もそのルールに則った形でつけられました。

なぜ公式ではなく愛称なのか

『おむすびころりんクレーター』はあくまでも愛称という扱いにされています。

これは元々小惑星『りゅうぐう』にあった地名は公式に認めることができるものの、今回のような人工的に作られたクレーターである場合は公式に認めることができないためです。

実際『うらしまクレーター』などの地名が公式に国際天文学連合によって登録されています。

『おむすびころりんクレーター』も必要に応じて学術論文などにも使用されるがプロジェクトチームの独自提案によるものというスタンスは変わらないみたいです。



『おむすびころりんクレーター』が流行語大賞にノミネートされた理由

聞き慣れない言葉のなのに流行語大賞にノミネートされ不思議に思った方もおられるかもしれません。

『おむすびころりんクレーター』が流行語大賞にノミネートされた理由についてテレビ番組にて選考委員のやくみつるが以下のように答えていました。

これ私がねじ込んだんです。はやぶさ2の話題はもてはやれたんですけど、その後の言葉が定着してないと。ここに(おむすびころりんクレーターを)入れることによってそういう言葉もあったんだねと認知してもらう効果もあるわけですよね』

SNS上ではこの発言に対し、「それ流行語じゃない」「世間とかけ離れている」など批判の声が多く上がっています。

やくみつるさんは過去に野球用語が大賞になった際にも”やくみつるのゴリ押し”と批判されたこともありました。

選考委員の意向で決まるのであれば『流行語』という名前に意味があるのかと疑問視する声も上がってくるかもしれません。



まとめ

『おむすびころりんクレーター』は「はやぶさ2」がつくったクレーターの名前です。

近くにあるおにぎりのような形の『おにぎり岩』と名付けられた岩が転がり落ちてきそうなことから名付けられました。

これはプロジェクトチームが独自につけた愛称とのことで公式ではないそうです。

また、聞き慣れない言葉なのに流行語大賞にノミネートされたのは選考委員のゴリ押しによるということです。

聞き慣れない言葉ノミネートに一時は注目されましたが蓋を開けてみれば選考委員会の”ねじ込み”とのことで少しがっかりしましたね。

個人的には『タピる』の大賞に期待したいところです。